気軽には手が出せない。
車内でぐっすり眠って、朝起きてドアを開けたら目の前に絶景が広がっている。
そんな自由な旅が可能になる。
旅に出るときは、宿泊施設を予約して特急の指定券を入手する必要がある。
金曜の夜に仕事を終えて出発。
とはいえアウトドアで応用する「道具」の中では、キャンピングカーは最も大きくて高価。
テーブルが備わる有用なキャンピングカーもあるから、食事するのにペット同伴可のレストランを探してさまようこともない。
宿と便の確保には時が必要になるしタイミングも見計らわなければならないが、キャンピングカーなら思い立ったその日に出発できる。
キャンプで好んで消費する食品や飲料などを備蓄しておけば、イザという事例に慌てないで行動できるはず。
台風や地震など天災が多い日本。
愛犬家にとって、どんな旅の計画も「ペット不可」の文字を前にすれば挫折するほかない。
とはいえ旅行には行きたいというのが本心だろう……そのようなジレンマをキャンピングカーが解消してくれる。
そう、いわばキャンピングカーは「時間も空間も超越可能な乗り物」なのだ。
プライバシーを保ったまま寝泊まりできる。
犬は単なるペットではなく世帯同然なのだから、ペットホテルに預けるのも気が引ける。
災害への備えは使用する機会がないに越した事はないが、キャンピングカーならいつもはレジャーに応用可能なのだから一石二鳥だ。
装備によっては車内で炊事も可能。
愛犬と共に好きなところへ旅ができるなんて、プライスレスな価値がある。
祝日の日程に合わせて、行き先も気ままに決める事が可能な。
そんな中、キャンピングカーに憧れを抱く人が増大している。
「備えあれば憂いなし」という諺があるが、その備えの究極形こそキャンピングカーだ。
本格的なものなら便所さえ備わっている。